makoto mizusawa's blog

All about 恋愛ガイド 水沢 真のブログです♪

◯◯しないルール

私がマネジメントスキルを向上させるために入社した時、その会社でのある店長会で、実にシンプルだけど、衝撃的な出来事に遭遇しました。

それは店長会プログラムの中にあったグループディスカッションでのルール。

あるお題について、各グループ毎にディスカッションし、その後全グループプレゼンを行うというプログラムでした。
そしてそのプログラムディスカッションには、ある1つのルールが設けられたんです。
そのルールとは…
「決して否定的な発言をしないこと」
自らの発言はもちろん、相手の意見も否定しないこと。

実にシンプルなルールです。
ですが、このルールを守ろうと、いざディスカッションを始めると、意外に難しいのです。

否定をしてはいけない…すなわち、相手の意見を受容した上で、更に自分の意見やアイデアを伝える事は、特に上司・部下の関係になれば、経験が上回る上司が、部下の意見を否定しやすい状況に陥りがちになります。

最初実践する時は、みんなの口数も少ないのですが、これを継続して行うと、実にアイデア力の高い情報発信が繰り広げられるんです。

各個性の魅力も伝わりやすくなれば、スタッフ全体のチーム力も上がります。同時に業績もアップしていけば、人材教育での一環としても、上司・部下共にレベルアップに繋がる事を実感しました。


企業の業績が右下に傾きかける時…その始まりは、誰かが否定を発信し始めた時に始まる様に思います。

マネジメントを行う上で、受容する自らの懐の広さが、対人関係においても、更には企業の業績においても、重要な事だと、気付かされた出来事でした。

「否定しないルール」

これを企業全体において浸透させる事が出来れば、それだけで業績にストレートに反映されていくのかもしれないですし、企業の問題の1つでもある離職率の低下にも繋がると、私は感じています。