付加価値
私は、これまでの職歴から、人にあるいは企業に直接商品を売る経験が多いのですが、きっと商品は変われど「相手に物を売る」事は、皆さんも少なからず経験はあるのではないでしょうか?
ではこれが組織になった時…。その組織が大きければ大きい程に物を売って利益を拡大し続けるために重要な事とは何でしょう?
話は若干逸れますが、私の中では常に、組織に属していた際に掲げてる自分の信念みたいなものがあります。
それは、
「売上を上げるには、上げて安定させるには、離職率の低下が最重要課題になる」と…。
組織に属すると、いろんな角度から企業全体を見渡す事ができますが、様々な企業を渡り歩いてきた私には、ある一つのパターンが見えていました。
それは、人材が安定している場所は、売上が上がる際には、とても伸びが良いのですが、極端に下がる事はないのです。
逆に、人材の出入りが多い場所は、売上が極端に上がる事もあれば、極端に下がる事もかなりの確率であるという事。
更に詳細を分析していくと、そこには直接物を売るスタッフのマンパワー、すなわち「付加価値」があるという事。
この付加価値が、人材が安定している場所は常に向上していくのです。
付加価値はマンパワーが大半を占めているいわば、人の力だという事が私は重要なポイントだと思っています。
皆さんも物を買う際に、その物に付随した付加価値によって、買う決定の有無を決める事はありませんか?
私はよくあるんですが…(笑)
例えば、自分が買いたい物が、たくさんの場所で売られていたら…あなたはどこで買いますか?そしてその理由は?
多分、交通の便利さを考えて、場所を優先する方も多いと思います。
ですが、交通の便利さは劣っても、もう少し遠く行けば、自分の話をしっかり聞いてくれて、かつ自分に見合う物を提案してくれるスタッフがいると分かっていたら…きっとその場所に足を運ぶ…なんて事があるのではないでしょうか。
それは、自分の欲しい物が手に入るだけでなく、自分の欲求を満たしてくれるものが付随してある事を知っているからではないでしょうか。
付加価値は、プライスレスな商品です。
そしてそのプライスレスな商品がマンパワーにあたり、その1人1人が持つマンパワーが合わさる事で、より大きなプライスレスなものと組織のトップが気づいている場合、
組織は今後も業績は伸びる→スタッフの給料や待遇は良くなる→スタッフも待遇が良いからこそ辞めない→スタッフが辞めない組織は、付加価値が高くなっていく→今度はその付加価値の高さに魅力を感じている意識の高い外部の人間がスタッフとして新たに加わっていく…。
こんな構図が出来上がると思っています。
これを私は「売上アップの鍵は離職率の低下」だと感じています。
もし今自分がいるその場所を、更に居心地の良い場所にしたいと思うなら、一つの方法として、自分が持つ付加価値が何なのか?そしてそれを向上させるには、どんな行動をしたらよいのか?ぜひ考えてみることをオススメします。
人は誰もがオンリーワンな部分を持っていると、私は思いますから…。
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