威圧的指導が落とす影…
最近少しですが、先方からの依頼でコンサル業をやらせて頂くことがあります。
主に講師と現場フォローを行うのですが、久々に感じた事がありました。
講師として座卓でノウハウを伝えて⇨現場フォローって感じなんですが、ノウハウを伝えていざっ!現場フォローをしようとすると…。
現場では何やら別の問題があるようで…。
そこでは対人問題(?)
ほんの数時間現場にいた私にも伝わるくらいに、ピリピリムードが現場中走ってる。
それがビンビン伝わってきて、「これはテクニック以前の問題だな」と思うわけです。
いくらテクニックを伝えても、実践を行う現場が実践しにくい場所であれば、座卓研修もムダというもの。
私が感じた現場でのピリピリムードの正体は、上司が部下にある意味鞭を与え続ける「威圧的指導」でした。
とにかく部下に目を光らせてるわけです。
笑顔溢れる現場のはずが、上司には笑顔一つなく、まるで部下1人1人怖い顔して見張っているようで…。
部下には仕事が良くできても褒めない。っていうか以前に見てない。
やたら部下の「粗(アラ)」だけは見えている状態で、注意ばかりする…。指摘ばかりする…。
その繰り返し。
そんな状態が続くと部下はどうなるでしょう?
…私だったら最後には辞めてるでしょうね。
好きな仕事を始めたつもりが、嫌いになりそうですから(笑)
そして客観的に見る最大の「粗(アラ)」は、上司がお手本を見せない事。
これは、部下に舐められてしまう最悪な行動だと私は思うんです。
「口だけ指導」は、部下がついてこない最悪な例…。
「口だけ指導」は、部下にとってもストレスで、このストレスが積み重なっていくと、いつか爆発して、最悪なケースでは「部下達の反乱」がおき、チームが空中分解します。
今回、私が見たピリピリムードから生まれたストレスとして、現場には「笑顔」が消えちゃっていました。
きっともっと敏感なお客様には、ピリピリムードは伝わりまくってたんだろうな…だから誰も入って来ないという悪循環が発生してました。
このムードが、売上低迷へと向かわせます。
その原因は最初に記した「威圧的指導」なんですよね。
指導者はいつもはおおらかで笑顔が絶えない印象がありましたが…現場で話を聞いた際は、言葉に棘をいくつも感じては、笑顔を通り越し、怒っているように見えました。
指導者なりの疲れやストレスもあるんでしょうが…指導者は当然、部下よりもプロですから…。現場でプロ意識を忘れては部下以下です。
指導は難しいものですが、自分の言動1つ改めるだけでも、劇的に変化できるものです。
というのも、自分も経験が浅かった若き頃に、この「威圧的指導」をやっていたんですよね…。「上司ってこんな感じでしょ。」と勝手にイメージして(笑)
でも後に空中分解したんです。
その際に思いました。
「上司は部下が活き活き笑顔でいてこそ上司の意味がある」と。
もちろん締めるとこは、最小限に雷落とすようにしました(笑)
雷の落とし方にもテクニックが必要ですけどね。
Makoto Mizusawa
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