makoto mizusawa's blog

All about 恋愛ガイド 水沢 真のブログです♪

履歴書の重み

私がマネジメント職に就いていた時、必ずと言っていいほど、毎月1回は面談を行っていました。
(忙しく飛び回っていた時は2ヶ月に1回でしたが)

その会社は最初ほとんどが、アルバイト採用からスタートし、内部昇格で正社員に上がっていくシステムでした。
ただ、売上に応じて、正社員が在籍できる人数も決まっていたので、人材教育に注力していた私にとっては、メリット・デメリットが顕著でした。
そのメリット・デメリットはまた次回に書きます(笑)

アルバイト採用されたスタッフのほとんどが、内部昇格を狙います。
やはり、給与も福利厚生も違いますしね。
誰だって安定した給与が欲しいものです。
ですが、内部昇格は簡単なものではありませんでした。

内部昇格に落ちることだって、少なくなかったんですよね。
落ちたスタッフは、当然のようにモチベーションは落ちてしまいます。

それが一時期なら良いのですが、場合によっては自信を失い、内部昇格を諦めようと意志が弱くなり、それを言われた事もありました。

そんな時、決まって私が口グセの様に伝えていた事がありました。
それは…

「履歴書に箔を付けなさい!」と…。

履歴書に箔!?どういう意味?
そう思われる方もいらっしゃると思います。

履歴書はこれまで自分が在籍していた会社を書きますが、そこでどんな雇用条件で働いていたのか?までは見れると思います。
いわば、「履歴書は自分自身の社会的歴史を綴るようなもの」だと、私は思っています。


同じ年齢でも、多くの職場を経験した人もいれば、同じ会社に長く勤めた経験を持つ人もいる。
ただ履歴書には、勤務年数だけでなく、雇用形態までは記載すると思います。


履歴書に正社員で2年勤務していた人間と、5年アルバイトで勤務していた人間。
その履歴書だけを見た時、あなたならどちらを採用しますか?

履歴書だけでは、その人のバックグラウンドなんて理解出来ないと思いますが、雇用するにあたって、応募者のファーストステップは書類選考…要は履歴書を見て次のステップに進めるか否か、決まります。

私なら、履歴書だけで判断するなら、「正社員で2年勤務」を採用の糸口に近づけるでしょう。

正社員とアルバイト…そこには、仕事への「責任」の重みが違うと思っています。

これまでの仕事に責任を背負いながら仕事していたのか否かは、歳を重ねると共に重みを増しては、それが履歴書に反映されていくと思っています。


若い時は履歴書もまだほぼ白紙に近いからこそ、先に描かれる履歴書には、誠実さとプロ意識の高さが伝わるように、描いて欲しい…ただそれを描けるのは、実践・行動・経験した人のみが許される事です。

これは今でも変わらず、自分の部下には伝えてますが、自分の履歴書には、どうか泥を塗らず、箔を付けて、どの企業に行っても、自らの力を発揮して欲しい、頑張って欲しい…。

これからもそんなエールを送ると共に、自らの履歴書の重みを知って欲しいなと思っています。